アニメ「こばと。」を見た。ひさしぶりのCLAMP作品だ。ストーリーは、行きたいところに行くために、気づいた人々の心を癒す話だ。第1話では、びんをもらうためにマスコットキャラクターいおりょぎから試験を受けることになった。天然ボケの主人公だが、ぎりぎり合格することによって、びんを手に入れることができた。
 目的を達するために散らばっている何かを集めるというストーリー。これは、「カードキャプターさくら」で散らばったクロウカードを集めたり、「ツバサ・クロニクル」でさくらの羽を集めるのと同じ展開ですね。
 CLAMPの大川七瀬が雑誌で語っていたところによると、ストーリーを作る時は、初めと終わりを最初に決めて、その間の細かいところは後から作っていくと語っていたはず。昨今、漫画では最初から行き当たりばったりでキャラ先行で作っていく創作手法が主流だが、それとは反対の手法だ。
 その分、ストーリーやら細かい設定やらは矛盾しないようになるし、わかりやすい。CLAMP作品では第1話で主人公が登場人物やらに何をやればいいのかをしっかり教えてくれるという展開になるのはそのためでしょう。例えば、マジックナイトレイアースでは、初めにエメロード姫を助けるということをクレフから教わる。
 第2話はビデオを撮り忘れたが、第3話は見た。主人公は、いおりょぎに言われたとおり、人々を癒そうとするが、逆に助けられてばかり。部屋を貸してもらったり、傘をかしてもらったりする。普通、こんな親切な人々に出会うことは現実ではまずありえない。
 この3話の最後で、出会った少女の恋の手助けに成功する。その少女の片思いの相手に「彼女と相合傘をしてください」と言うという強引な手ではあったけど。
 主人公がいったい何ものかすらわらない、謎のキャラクターいおりょぎはいったい何者?主人公の行きたい場所はどこなのか?謎だらけだ。
 一見するとわかりやすいストーリーにしておいて、そこに謎をちりばめることによって、視聴者をひっぱるというのはうまいやり方だ。

  
こばと。限定版 第1巻 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD

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CLAMP
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-08-25